柄や質感を変えずに着物の地色だけを変える
やりたいことは、これ。
もとは、水色の地色に鮮やかな花柄の着物です。
しわや陰影が付いた箇所もあり、地色だけを変えるのは面倒かな?と思うかもしれません。
が、カンタンです。
色の置き換えも、慣れてしまえば作業の所要時間は5分程度です。
大まかな作業の流れは、以下の通り
では、ステップごとに説明しますね。
Step 1 色を置き換える範囲を選択する
ここでは中央の舞妓さんの水色の着物をピンク色に置き換えます。
置き換える範囲、つまり、水色の着物を選択します。
選択した範囲内で特定の色を置き換える作業になりますので、範囲はなるべく正確に選択しましょう。
[クイック選択ツール]を使うのがおすすめです。
点線で囲まれた部分が選択範囲です。
着物の柄も含めて、色を置き換える着物全体を選択しましょう。
Step 2 [色の置き換え]で置き換える色と新しい色を設定する
[イメージ] > [色調補正] > [色の置き換え]を選択します。
詳細設定ウィンドウが開きます。
① 上図赤枠のスポイトが選択されている状態で、置き換えたい色をクリックします。
[カラー]表示欄にスポイトで選択した色が表示されます。
② 次にウィンドウ下方[結果]の色表示欄をクリックします。
その左隣にある[色相]、[彩度]、[明度]のスライダーを調整して置き換え後の色を設定することもできますが、[結果]の色表示をクリックして表示される[カラーピッカー]で置き換え後の色を設定する方が便利です。
置き換え後のカラーコードが決まっているなら、カラーピッカーでコードを入力できます。
置き換え後の色が決まったら、[OK]を押します。
カラーピッカーを閉じると、色の置き換えの[結果]欄に置き換え後の色が表示され、選択範囲の色が部分的に置き換わります。
まだら模様だけど、安心してください。
Step 3 置き換えられていない部分の色を置き換える
[色の置き換え]ウィンドウ上部の、中央にあるスポイト([+]がついているスポイト)を選択します。
次に、下図赤枠で示した選択範囲内でまだ色が置き換えられていない部分(水色の地色部分)をクリックすると、色が置き換わります。
塗り残し部分を順次クリックしていきます。
最終的に着物の水色部分が無くなるまでこの手順を繰り返しましょう。
着物の花柄部分や帯、バッグに影響を与えず、陰影のある部分を含めて水色の地色がピンクに置き換わりました!
以上 ご参考になれば幸いです♪
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