Photoshop:ピンボケ写真をシャープにするよ!【レタッチの基礎:アンシャープマスク】

Photoshopでピンボケ写真をシャープに補正する アンシャープマスクの使い方Photoshop

「あぁ、この写真、ピントがぼけていなければよかったのになぁ…」と嘆いているあなた!

フォトショップでぴんボケ写真をシャープに加工しましょう!

今回は、Photoshop アンシャープマスクの使い方を説明しますね。

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アンシャープマスクとは

「アンシャープマスク」は画像を鮮明にする手法で、Photoshop以外にもいろんなデジタル画像加工ソフトに搭載されています。

「アンシャープ」という言葉から、「シャープではない/不鮮明」とイメージする方も少なくないのでは?
アンシャープマスクの効果は真逆です。

ボケた画像すなわちシャープではない画像(unsharp image)を鮮明に補正するために使うマスク機能というのが「アンシャープマスク」の語源です。

アンシャープマスクは、ピクセルの周囲にある異なる色情報を持つピクセルに対して、量、半径、しきい値の3つの項目を指定してピクセル間のコントラストを高めて画像を鮮明に補正するという機能です。

理解できたような、できないような…?

ざっくり言うと、3つの設定で微妙に色が異なる境界線を調整して鮮明にし、シャープな見え方に補正してくれるという機能です。

「ボケ」について (若干、余談を)

写真の「ボケ」って、もともとは日本語なのですが、英語でも使われているってご存知でしたか?

bokeh と書きます。発音は、「ボウケィ」って感じ。

Cambridge Dictionaryの単語解説は以下の通り。

”bokeh”
a blurred (= not clear) effect used in photography:
写真撮影で使われるブレた(=鮮明ではない)効果。

例文:
This lens produces that nice bokeh in the background that looks great in portraits.
このレンズは背景がいい感じでボケるから、ポートレートが素晴らしい仕上がりになるよね。

私が愛用しているPentax Q7にも BCモードがあります。これは、Bokeh Control (ボケ コントロール)の意味なのです♪

面白いですね。

ちなみに、「ブレ」の語源は英語の “blur” 。発音は、「ブラァ」って感じです。

”blur”:
something that you cannot see clearly:
鮮明にみることができないモノ

例文:
If I don’t wear my glasses, everything is just a blur.
メガネをかけないと、ぜんぶブレて見えるんだよね。

ちなみに、写真撮影時の「手ブレ」は camera shake と言います。

アンシャープマスクの使い方

フォトショップのアンシャープマスクの使い方は、設定すべき3つの項目の意味を理解すれば、それほど難しくはないと思います。

画像の仕上がりサイズを考慮して、あとは、感覚的にきれいな仕上がりになる設定をすればよいだけです。

あまり難しく考えずに、直感的に調整しましょう!

画像を開いて[フィルタ]から[アンシャープマスク]を選択する

元画像を開き、画面上部の[フィルタ]メニューから、[シャープ]、[アンシャープマスク]を選択します。

アンシャープマスクを適用する前と後を比較しやすいように、「背景」レイヤーをコピーして「背景のコピー」を作成し、コピーの方にアンシャープマスクを適用しようと思います。

こうしておけば、レイヤーの表示アイコン(目玉アイコン)をクリックするだけでアンシャープマスクの適用前後を比較できますからね。

[フィルタ]メニューから、[シャープ]、[アンシャープマスク]を選択

アンシャープマスクの3つの項目を設定する

アンシャープマスクの設定ウィンドウが開きますので、量、半径、しきい値の3つの項目を設定しましょう。

アンシャープマスクの設定ウィンドウが開いたら、「プレビュー」にチェックが入っていることを確認しましょう。

プレビューを確認しながら3項目の数値を調整できるようにするためです。

アンシャープマスク 3項目の説明

量(Amount
輪郭を強調する線の濃さ。
量の数値を大きくすればメリハリが強くなりますが、同時に、ザラツキ感も強くなってしまいます。
特に、人物の写真にアンシャープマスクを適用する場合は、「量」の数値は小さめに設定するのが良いでしょう。

半径(Radius)
シャープにする輪郭の太さ。
半径の数値が大きいと輪郭が太めに強調されます。
元画像が粗い場合やとてもボケている場合は大きめの数値にしてみましょう。
しかし、半径の数値を大きくしすぎると不自然な仕上がりになるので、画像の細部に注意して半径の数値を決めるのが良いです。

しきい値(Threshold)
輪郭部分の色調差の値。
しきい値を大きくすると色調の差が大きい部分だけコントラストが強調されます。
逆に、しきい値が小さいと色調の差が大きくない輪郭のコントラストも強調されますので、画像全体がシャープになります。

アンシャープマスクの3つの設定項目を設定する

上のサンプルでは、量:120%、半径:2pixel、しきい値:1レベルとしました。

設定が終わったら、ウィンドウ上部の[OK]をクリックします。

これだけでアンシャープマスクが適用されます。

アンシャープマスクを適用した結果はこちら

ビフォー アフターはスライダーを動かして見てみてください。

全体的に輪郭が明確になり、ボケた写真がシャープに補正されました。

Before ImageAfter Image

もう1つ別の写真で試した結果をご覧下さい。

事務所近所のラーメン屋さんでスマホ撮影させていただいた写真です。
麺もそうですが、千切り赤唐辛子やどんぶりの縁の模様をを見ればシャープに補正されていることがわかりますね。

Before ImageAfter Image

アンシャープマスクを適用する際の注意事項

あくまでも直感的に数値を設定すればよいと思うので、これが良い、これは悪いというルールはありません。

とは言え、できるだけ自然仕上がり(明らかに加工したでしょ!って印象の画像にしない)にするため、以下3点を念頭において3項目の数値を決めるのが良いと思います。

  1. 画像の仕上がりサイズを決めてからアンシャープマスクでシャープネスの調整をしましょう。
  2. 境界線が不自然にならないように注意しましょう。
  3. やわらかい質感の被写体の場合、その柔らかさを損なわない程度にとどめましょう。

以上 フォトショップのアンシャープマスクを使ってピンボケ写真をシャープにする方法の説明でした。

ご参考になれば幸いです♪

フォトショップの「ぶれの軽減」を使っても同じようにピンボケ写真を補正できます。
こちらもご参考になさってください。

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