Windows:パソコンの起動時刻とシャットダウン時刻を調べる

windowsイベントビューアー Microsoft

Windows10を何時に起動して何時にシャットダウンしたかを調べる手順を説明します。

Windowsに標準装備されている機能(イベントログ)で簡単に調べることができ、特別なプログラムやアプリケーションは不要です。

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Windows イベントログで起動・シャットダウン時間の調べ方

イベントビューアーを起動する

画面左下の「スタートメニュー」を右クリックして「イベントビューアー」を起動します。

イベントビューアーが表示されます。

windows イベントビューアー ウィンドウ
管理イベント欄に「データ読み取り中です。しばらくお待ちください」と表示されるので、しばらく待ちましょう。

Windows イベントログから起動・終了時間を抽出する

左ペイン(pane = 領域)の「Windowsログ」から「システム」を選択します。

イベントビューアー システム

 

Windowsログには、どのソフトを使用していたかやWeb閲覧履歴、PCを起動やシャットダウンした時間などパソコン操作に関わる情報が記録されています。

 

パソコンの起動・終了時間、ハードウェアの障害などの情報が記録されますので、パソコンが突然フリーズしたり、Windowsの調子が悪いときにシステムのログを調べると原因のヒントが見つかることもあります。

 

今回の目的はパソコンが何時に起動されて何時に終了されたのかを知ることが目的ですので、すべてのイベントログから起動・終了に関するイベントIDを入力して抽出します。

 

なお、パソコンの起動・終了時間はスタッフの在社時間の目安になりますが、必ずしもスタッフの就業時間と判断されない場合もあります。就労者の視点からはパソコン起動時間は就労時間といえますが、在社時間と実際に業務に従事した就労時間は異なるという視点も成立しますので、この点注意が必要です。

では、Windows イベントログからパソコンを起動した時間とパソコンを終了した時間を抽出する方法を説明しましょう。

 

下図を参照し、右ペインの「現在のログをフィルター」を選択して表示されるウィンドウで「イベントIDを含める/除外する」欄に起動とシャットダウンのログIDを入力します。

 

イベントビューアー 現在のログをフィルターする

 

Windowsの起動・終了に関するイベントIDについて

Windowsの起動・終了に関するイベントIDについて説明します。

Windows10とそれ以前のバージョンではイベントIDの扱いに少し注意が必要です。

 

Windows10では起動をスピードアップするために高速スタートアップが導入されました。
高速スタートアップの起動と終了は、ログオン、ログオフと記録され、一般的なパソコンの起動とシャットダウンとは異なるログとして記録されます。

この点に注意してログを抽出するとよいでしょう。

 

起動・シャットダウンに関連するWindows イベントログは以下の通りです。

イベントログ コード イベントログ コードの定義
6005 起動
6006 完全シャットダウン
6008 正常ではない終了
7001 起動(ログオン)
7002 シャットダウン(ログオフ)

以上が、パソコンの起動/ログオンとシャットダウン/ログオフ時間の調べ方です。

 

Windows10から高速スタートアップが標準仕様となりました。ご自身で意図的に高速スタートアップをオフにしない限り高速スタートアップが適用されます。この点を念頭にイベントログを抽出するとよいでしょう。
ご参考になれば幸いです♪