サイトURLだけを変えたい！

テスト環境で作業した後に本番環境にアップロードするとか、やっぱ表示アドレス変えようとか、サーバ移転しようとか…。理由はなんでもアリで、とにかく一つの場所から別の場所にWordPressを移動する時の手順と注意点をまとめます。

「WordPressをインストールしたけれど、サイトのアドレスが http://example.com/wp になるのはいや！http://example.com で表示したい」という場合は、この記事をお読みください。

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サイトアドレス（表示アドレス）だけを変える場合にやらなければならないこと

手順書を片手に作業を進めるのではなく、ざっくりと、全体の流れを把握しておくこと。作業途中で不測の事態に直面した時に慌てないように、起こり得る問題にも目を通しておくのが良いかもね。解決策を理解する必要はないけど、「あぁ、これはあそこに書いてあったかもね」程度の準備はあった方が良いかも。

step a) ダッシュボードでサイトアドレスを変更する
step b) index.php と.htaccessをダウンロードする
step c) index.php を編集する
step d) index.php と .htaccess をルートにアップロードする

ダッシュボード＞設定＞一般

WordPressアドレス（URL)は、WordPressを設置した場所。
例えば…　http://example.com/wp　とか。

サイトアドレス（URL）は、WordPressを表示するアドレス。
例えば…　http://example.com　とか。

ワードプレスをインストールしてある場所を変えずに、サイトのURLだけを変える方法です。

サイトアドレスだけを変える４つのステップ。
a) 設定＞一般で、サイトアドレス（URL)を変更する。
b) index.php と.htaccessをダウンロードする。
c) index.php を編集する。
d) index.php と.htaccess をルートにアップロードする。

具体的には…

a) 設定＞一般で、サイトアドレス（URL)を変更する。

サイトアドレス欄に新しいアドレスを入力し、設定最下部の[変更]をクリックします。

次に書くb) とc) を終えるまではサイトが表示されなくなりますが、心配しないで大丈夫。

b) index.php と.htaccess をダウンロードする。

DreamWeaverなどを使ってFTP接続し、index.php と.htaccess をダウンロードします。
レンタルサーバの中には、ファイルマネジャー機能を使って直接これらのファイルを編集できるものもあります。どちらでも使い勝手の良い方法で作業しましょう。

c) index.php を編集する。

編集作業前のファイルは必ずバックアップ保存しておきましょう。万が一何かのミスが発生しても、バックアップがあれば、作業前の状態に復旧できるからです。

index.php の最終行に、WordPressがインストールされているディレクトリを入力します（上述WordPressアドレス（URL）参照）。

例えば、WordPressアドレスが
http://（自分のドメイン）/wp なら…

index.php 最終行の変更は以下の通りです。
変更前）require( dirname( __FILE__ ) . ‘/wp-blog-header.php’ );
変更後）require( dirname( __FILE__ ) . ‘/wp/wp-blog-header.php’ );

d) index.php と .htaccess をルートにアップロードする。

編集済み index.php とダウンロードしたままの .htaccess をサーバのルートディレクトリにアップします。

アップロード後、ルートディレクトには、.htaccess と上述 c) で編集した index.php、そして、WordPressがインストールされている wp ディレクトリだけがる状態です。

wpディレクトリは上述 b) とまったく同じで、.htacess と編集前の index.php が存在しています。

WordPressのインストール場所は変えずに、サイトの表示アドレスだけを変更する作業はこれで終わりです。