GmailやGoogleアプリやドライブなどを便利に使っている方はとても多いですよね。
過去には「Googleからアカウント情報が漏洩した」という報道もありましたが、Googleは自社のセキュリティ対策を強化しているのでGoolgeから直接パスワードが漏洩する可能性は低いと思います(と信じたいです)。
しかし、Gmailアドレスを使ってGoogle以外のオンラインサービスやオンラインツールを利用している場合は注意が必要かもしれません。
というのも、それらのオンラインサービスやオンラインツールのセキュリティ対策がどの程度堅牢なものかはわからないからです。
特に、Gmailアドレスに設定したパスワードを使いまわしているなら、危険性は一段と高まります。
インターネット上の流出データ確認サイト「have i been pwned?」によると、2021年3月3日(日本時間)現在、これまで10,623,471,650件ものアカウント情報が漏洩したことが同社のデータベースに蓄積されていると公表されています。
have i been pwned?の使い方はこちらの記事をご覧ください。
万が一に備えて、Googleの2段階認証を有効化しておきましょう!
Google 2段階認証とは
2 段階認証は、パスワードが盗まれた場合に備えてアカウントのセキュリティを強化する方法です。
1段階目はパスワード認証です。
Googleにログインする際にはパスワードを入力しなければなりませんよね。これがパスワード認証です。
2段階認証を有効にすると、パスワードが入力された時点であなたが設定したスマートフォンなどに「別の端末からログインしようとしていますか?」というログイン確認がが表示されるようになります。
これが2段階目の認証です。
それが正当なログインなら「はい」をクリックすればよいですし、心当たりのないログインなら「いいえ」をクリックしてログインを拒否できるという仕組みです。
つまり、誰かが盗まれたパスワードを使ってGoogleアカウントにログインを試みたとしても、あなたがスマホで承認しない限りあなたのGoogleアカウントにはログインできません。
では、Googleの2段階認証を有効化する手順を説明しますね。
Googleアカウントの2段階認証を設定・有効化する手順
Googleアカウント管理にアクセスしてセキュリティ設定を表示する
パソコンでGoogleを開き、右上に表示されるアカウントアイコンをクリックしてサブメニューを表示し、[Googleアカウントを管理]をクリックしてGoogleアカウントのページを開きます(下図参照)。
もしくは、Googleで「Googleアカウント」と検索して検索結果画面で一番上に表示される「Google アカウント」からもGoogleアカウント管理画面を表示することもできます。画面右上に表示される[Googleアカウントに移動]をクリックしましょう。
Googleアカウントの設定画面が新規ウィンドウで表示されます。
左に表示されるメニューで[セキュリティ]を選び、「Googleへのログイン」設定欄にある「2段階認証プロセス」をクリックします。
2段階認証が有効化されていないと下図の通り「オフ」と表示されます。
すでに2段階認証が有効化されていれば、「オン」と表示されますので、この先の手順は不要です。
Googleアカウントを2段階認証で保護する
下図の画面が表示されたら、[使ってみる]をクリックしましょう。
Googleアカウントにログインするためにパスワードの入力を求められます(下図参照)。
パスワード入力を間違えると本人認証のために余分なステップを踏まなければならないので、「パスワードを表示します」をチェックして伏字ではない状態で確認しながら入力するのが良いと思います。
パスワード入力後、[次へ]をクリックしましょう。
次に表示される画面で、2段階認証でメッセージを受け取るデバイスを選択します。
下図のサンプルでは1件のスマートフォンが表示されていますが、アカウントの設定状況によっては複数のデバイスが表示されるかもしれません。
メッセージを受け取るデバイスが表示されていれば、[続行]をクリックしましょう。
最後にバックアップ方法を登録します。
ログインの最終確認を受信するスマホをなくしてしまった場合や2段階認証の二つ目の手順を利用できない場合に対応するための確認ルートを設定するということです。
電話番号を入力し、コードの取得方法(テキストメッセージまたは音声通話)を選択して[送信]をクリックします。
私は上記で選択したスマホ以外にもう一台のスマホを持っていますので、二台目のスマホの電話番号を入力してテキストメッセージを選択しました(下図参照)。
固定電話番号を入力して音声メッセージでコードを受け取るとしてもよいでしょう。
あるいは「別のバックアップ オプションを使用」テキストリンクをクリックして、表示される通りの手順で設定してもよいかもしれません。
[送信]を押下すると、上記手順で設定した確認手段の通りにGoogle確認コードが送信されてきます。
下図は携帯電話のテキストメッセージを受信したサンプルです。
パソコン画面に戻り、テキストメッセージで受信したGoogle確認コードを入力します。
G-に続く6桁の数字だけを入力し、[次へ]をクリックします。
もしもGoogle確認コードを受信できていない場合は、「再送信」のテキストリンクをクリックして確認コードが送られてくるのを待ちます。
2段階認証プロセスを有効化するための最終確認が表示されます。
画面に表示される内容を確認し、[有効にする]をクリックします。
以上でGoogleアカウントの2段階認証が有効になりました。
2段階認証をオフにする・認証デバイスを変更する
2段階認証をオフにしたり、通知を受け取るデバイスを変更することもできます。
最初に説明した手順で、「Googleアカウント管理」を開き、左側のメニューから「セキュリティ」を選択しましょう。
「Googleへのログイン」欄の「2段階認証プロセス(オン)」をクリックします。
「2段階認証プロセスを無効にしますか」と表示されますので、[オフにする]をクリックしましょう。
一旦オフにした後、同じ手順で「Googleへのログイン」を開き、「オン(=2段階認証を有効化)」することもできます。
以上 Googleアカウントのセキュリティを強化する2段階認証プロセス設定手順の説明でした。
お役に立てば幸いです♪