Thunderbird:サンダーバード(メールソフト)【バージョンの確認とアップデートの手順】

【バージョンの確認とアップデートの手順】 tips

オープンソースのメールソフトThunderbirdは常に改良されていて新しいバージョンがリリースされています。

基本的にバージョンのアップデートは自動更新されるのですが、手動でアップデートすることもできます。

また、アップデートしたことにより、旧バージョンで導入したアドオンが正常稼働しなくなってしまった場合には、旧バージョンをダウンロードしてダウングレードすることもできます。

今回は、現在使っているThunderbirdのバージョンを確認する方法と更新の手順、そして、 beta版をインストールしてしまった場合の対応について説明します。

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Thunderbirdのバージョンを確認する手順

現在使っているThunderbirdのバージョンは、以下の手順で確認できます。

Thunderbirdを起動し、ハンバーガーメニュー(三本線)をクリックして「ヘルプ」を選択します。

Thunderbirdのヘルプからバージョン情報を確認する

次に表示されるパネルで「Thunderbirdについて」を選択します。

ThunderbirdのヘルプからThunderbirdについてを選択

Thunderbirdについてのパネルが表示され、現在利用中のバージョンが表示されます。

現在利用中のものよりも新しいバージョンがある場合は、[00.0.0に更新する]ボタンも表示されます。
(下図の例では、[78.9.1に更新]と表示されています。)

現在使っているバージョンと更新可能状況を確認する

Thunderbirdを更新する手順

上図のサンプルのように[00.0.0に更新する]ボタンが表示されている場合は、このボタンをクリックしてThunderbirdを更新できます。

このボタンをクリックする前に、その直下に「現在の更新チャンネルはreleaseです」と表示されていることを確認してください。release(正式版)ではなくbata(正式公開前の開発途中版)と表示されている場合は、ボタンを押さずに後述の「bata版からrelease版に切り替える」を参照してください。

Thunderbirdの更新チャンネルが release であると表示されているなら、上記画面で表示される[00.0.0に更新する]ボタンをクリックしましょう。

Thunderbirdを更新すると今まで使っていたアドオンが正常稼働しない場合がありますので、要注意です。

次に、[再起動してThunderbirdを更新]を押します。

Thunderbirdの更新ボタンをクリックする

下図のようにパスワード入力を求めるウィンドウが表示されたら、パスワードを入力し、[OK]を押します。

これにより、Thunderbirdが再起動され、アップデートが完了します。

Thunderbirdの更新でパスワード入力を求められたら

Thunderbirdのbata版について

オープンソースのThunderbirdは、様々な不具合を改良して公開した release版(正式版)と、beta版(正式公開前で開発途中にあるバージョン)の両方が公開されています。

先に記した通りThunderbirdは両方のバージョンを手動でダウンロードできますので、時には、うっかりbeta版をダウンロードしてしまっちゃった…(涙)ということも。

beta版は正式公開前の開発中バージョンですから、正常に表示されないとかアドオンとの整合性が取れないなどの不具合が発生しやすいものです。

お仕事のメールとしてThunderbirdを使うのであれば、release版をお使いになるのが良いです。

更新チャンネルをbetaからreleaseに切り替える

beta版がインストールされていると、いったんrelease版を上書きインストールしても次回のアップデートでbeta版がになってしまいます。

これは、冒頭の「Thunderbirdのバージョンを確認する手順」で説明した「Thunderbirdについて」のパネルに表示されている通り、Thunderbirdの実行ファイルの中に更新チャンネルが定義されていることが原因です。

つまり、beta版にするかrelease版にするか、更新の経路があらかじめ決められているということです。

「Thunderbirdについて」のパネルに「現在の更新チャンネルはbetaです」と表示されていたら、更新チャンネルをreleaseに切り替えましょう。

Thunderbirdの更新チャンネルを定義しているファイル「channel-prefs.js」を書き換える

channel-prefs.js が保存されている場所
C:\Program Files (x86)\Mozilla Thunderbird\defaults\pref

このフォルダを開き、channel-prefs.js をテキストエディタで開きます。
(channel-prefs.js を右クリックしてテキストエディタ指定して開いてください。)

下図はDreamWeaverを使っていますが、TeraPadやサクラエディタなどのテキストエディタで対応できます。

一番下の行(下図赤枠部分参照)が”beta”になっているので、この部分を”release”に書き換えて上書き保存します。

これで、更新チャンネルがbetaからreleaseに変更できます。

次に、release版のThunderbirdのインストーラで上書きインストールします。

Thunderbirdの更新チャンネルをreleaseに書き換える

上記の作業が終わったら、Thunderbirdを起動して「Thunderbirdについて」のパネルを確認してみてください。

以上 Thunderbirdのバージョンの確認とアップデートの手順、更新チャンネルをbetaからreleaseに変更する方法の説明です。

ご参考になれば幸いです♪

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