Thunderbird:サンダーバード(メールソフト)【メールデータ保存場所をCドライブからDドライブへ移動する手順】

ThunderbirdのメールデータをCドライブからDドライブに移行する手順 tips

メールのデータ容量は小さいとはいえ、メールは使っているうちに保存データがどんどん増えてCドライブの容量を圧迫してしまいます。

ソフトウェアやプログラムの実行ファイル、OS関連データなどが保存されるCドライブはできるだけ空き容量を確保しておきたいものです。

また、故障などによりパソコンを再セットアップするとそれまでCドライブに保存していたデータはすべて消えてしまうので、アプリケーションをインストールしなおした時に過去のデータを復旧できるようにするために、データファイルはCドライブ以外を指定しておくことをおすすめします。

メール データの保存場所を確認してCドライブが指定されているなら、保存場所をDドライブに変更してはいかがでしょうか?

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現在のメールデータ保存場所を確認する手順

Thunderbirdをインストール時、メッセージデータの保存場所ドライブを選択していなければ、メールデータはCドライブに保存されているはずです。

Thunderbirdを使うためのプログラム実行ファイルと、ユーザ設定情報や過去メールデータはそれぞれ別の場所に保存されています。
Thunderbirdプログラム実行ファイル
C:\Program Files(×86)\Mozilla Thunderbird\thunderbire.exe
ユーザ設定情報と過去メールのデータ
C:\Users\ユーザ名\AppData\Roaming\Thunderbird\Profiles\xxx.default

現在のメッセージ保存場所は、以下の手順で確認できます。

Thunderbirdのアカウント設定で「メッセージの保存場所」を確認

Thunderbirdを開き、ハンバーガーメニュー(横三本線)をクリックして展開し、「アカウント設定」を選択します。

現在のメールメッセージ保存場所を確認する

アカウント設定画面を下にスクロールして、「メッセージの保存場所」欄を確認してみましょう。

メッセージの保存先に表示されているパスをコピーして、メモ帳などに貼り付けておきましょう。
データを移動する際に、このパスをエクスプローラーに直接貼り付けてデータ移行元フォルダをカンタンに開けるようにするためです。

Thunderbirdアカウント設定画面で現在のメッセージ保存場所を確認する

Thunderbirdのメッセージ保存場所をDドライブに移動する手順

Thunderbirdに複数のメールアカウントを設定している場合、メールアカウント毎にメッセージの保存場所を設定することもできますが、こちらの説明では、プロファイルマネジャーを使ってすべてのメールアカウントのメッセージ保存場所を一括で変更する手順を説明します。

プロファイルマネージャーを使って一括で変更する手順

Step 1. 新しいメッセージ保存場所にフォルダを作成する

Dドライブ直下に新しいフォルダを作成しましょう。

今回は、保存場所をDドライブに移動することを想定していますが、新しい保存場所はCドライブ以外のどこでもOKです。

新しく作成したフォルダにわかりやすい名前を付けます。
この説明では「Thunderbird_Message_Data]としました。
ファイル名はわかりやすければ何でもよいですが、半角英数を使うのが良いでしょう。

Step 2. プロファイルマネジャーを開き、新しいプロファイルを作成する

プロファイルマネジャーは、2つの方法で開くことができます。

ひとつ目は、スタートメニューから開く方法。

スタートメニューに「Thunderbird.exe -p」と入力し、Thunderbird.exe -p(コマンドの実行)を選択します。

exeと-pの間に半角スペースが入っていることに注意してください。

プロファイルマネジャーを使ってメッセージ保存場所を変更する

ふたつ目は、「ファイル名を指定して実行」から開く方法です。

Windowsキー + R で「ファイル名を指定して実行」ダイアログを開き、Thunderbird.exe -pを入力し[OK]を押します。

「Thunderbird -ユーザプロファイルの選択」画面が表示されます。
[新しいプロファイルを作成]をクリックしましょう。
Thunderbird-ユーザプロファイルの選択
「プロファイル作成ウィザード」が表示されるので、[次へ]をクリックしましょう。
プロファイルウィザードを使う
「新しいプロファイルの名前を入力してください」欄に、Step 1.で作成したフォルダの名前(今回のサンプルは、Thunderbird_Message_Data)を入力します。
次に、[フォルダーを選択]をクリックして、Step 1.で作成したフォルダを選択します。

[完了]をクリックしましょう。

新しく作成したフォルダを選択し、パスを選択する

「Thunderbird ユーザープロファイルの選択」ウィンドウで、「今後このプロファイルを使用する」にチェックが入っていることを確認し、[終了]を押します。

新しく作成したプロファイルが選択されていることを確認し、チェックをいれて完了

Step 3. 新しいメッセージ保存先フォルダにメールメッセージ データをコピーする

最後に、これまで保存されてきたメールメッセージなどのデータをCドライブからDドライブ内に設定したフォルダにコピーします。

Thunderbirdが起動中でないことを確認しましょう。
もし、起動中であれば終了してください。
Thunderbirdが開いたままだと、プロファイルのデータをDドライブ(ないしは新しくフォルダを作成した場所)にコピーできません。
データ移動作業中にもとのデータを紛失してしまわないために、この段階では、データは新しいフォルダにコピーします。もともとCドライブに保存されていたデータは、データ移行作業が問題なく完了したことを確認した後に削除するのが安全です。

データ移行元のフォルダを開きます。

データ移行元フォルダのパスは、一番最初に「現在のメールデータ保存場所を確認する手順」でメモ帳などにコピーしておいたものです。
エクスプローラーにこのパスを入力すれば、移行元フォルダを開くことができます。

フォルダ内のファイルをすべてコピーします([Ctrl] + [A]で全選択し、[Ctrl] +[C]でコピーできます。)

データ移行元フォルダを開く

次に、Step 1.で作成した移行先フォルダを開き、これらのファイルをすべて貼り付けます([Ctrl] + [V]で全ファイルをペーストできます)。

以上でThunderbirdのメールメッセージなどをCドライブからDドライブに移行する作業は終了です。

念のために最終確認を!

Cドライブ内の旧保存先からファイルを削除する前に、念のため、Thunderbirdのメッセージ保存先が新しいプロファイルに更新されていることを確認しましょう。

冒頭の「現在のメールデータ保存場所を確認する手順」に従って、Thunderbirdの「アカウント設定」画面を開きます。

下にスクロールして、「メッセージ保存先」を確認します。

ここに、新しい保存先(Dドライブ内のパス)が表示されていればOKです。

Thunderbirdのメッセージ保存先が更新されていることを確認する

以上 Thunderbirdのデータ保存先をDドライブに移行する手順の説明です。

ご参考になれば幸いです♪

サンダーバードに新しいメールアカウントを追加する方法もご参考になさってください。

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